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だいすき情報局

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<寄稿記事とは>
ポケモンが“だいすき”なユーザーの方に、「ポケモンライター」として、ポケモンに関する様々なテーマで書いてもらった記事です。
今回は、特に『ウルトラサン・ウルトラムーン』の対人戦に興味があったり、バトルを楽しんでいる方向けの記事です。



この記事を開いてくれたみなさん、アローラ!

初めましての方もいると思うので、この「ライバロリバトル講座」について軽く説明しておこうと思います。

この講座では、僕(ライバロリ)が、読者のみなさんから頂いたポケモンバトルに関するお題について、自分の考えや体験をお伝えする内容となっております。
あまりポケモンバトルをやったことない方にも、なるべくわかりやすいように書いているので、ぜひ気軽に読んでいただければなと思います。

 

話は変わりますが、先月の8月10日~8月16日まで横浜で「ピカチュウ大量発生チュウ!」というイベントが行われてました。
言葉では言い表せないのですが、「ピカチュウ」が大量に出てきてパレードをやるみたいなイメージです。(たぶん何も伝わってない…笑)
僕も去年は行けたんですけど、今年はスケジュールの関係で行けなかったのが残念です。
仕方ないので、去年撮ったオシャレな写真を一枚載せておきます。




みなとみらいの観覧車が「モンスターボール」になってるところ)

5年間連続で夏の時期にやっていますが、もしかすると来年の夏もあるかもしれないので、機会があれば遊びに行くことをオススメします!
感動間違いなしです!
僕は一人でピカチュウのパレードを見てたんですけど、「一人」でも感動できましたよ!!!!!

 

と、いうことで本題に入りますが、「ライバロリバトル講座」今回のお題は……、

レジギガス

についてです。
(お題をくれた、ギガス様信者さん、らでぃさん、Kanegomさん、カプ・チーノさん、はみるとんさん、ヒラさん、Rockマンさん、kmrashさん、他たくさんの方々、ありがとうございます!)


レジギガスは、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』で初登場した伝説のポケモンですね。
当時は「レジロック」「レジアイス」「レジスチル」を持ってないと、捕まえることのできない入手しづらいポケモンで、捕まえるのに苦労した記憶があります。

ポケモンバトルにおいては、「フリーザー」「サンダー」「ファイヤー」のように、レーティング対戦でも使える伝説のポケモンでありながら、その能力値の合計は「ケッキング」と並んで、なんと堂々の第1位(メガシンカを除く) です。

しかし、特性「スロースタート(※1)」のせいで、まともに戦えるようになるまでの準備が長すぎるので、実際のポケモンバトルで見ることはほとんどありません。
※1…戦闘に出てから5ターンの間、「こうげき」「すばやさ」が半分になる

今回は使うのにクセのあるこのポケモン…レジギガスについて考えていこうと思います。

 

◇よくみるレジギガス


僕も何回か「レジギガス」と対戦したことがあるのですが、上の画像のように「でんじは→みがわり」でターンを稼いで、スロースタートのターンを稼ぐやつをよくみますね。
似たようなやつで、「バシャーモ」の特性「かそく」ですばやさが上がった状態から、「バトンタッチ」で能力上昇を引きついでからの、「みがわり」連打でターンを稼ぐやつもよく見かけますね。

あとは、「スロースタート」で下がるのが、こうげきのみなので、物理技を覚えさせずに特殊技のみで攻撃していく「レジギガス」も見かけたことがあります。

 

◇考えついたレジギガス

いろいろ考えてみたのですが、まずは「レジギガス」1匹で頑張ることを諦めました。
まずは、諦めから入る……、そういう考え方もあると思うんですよ。

その次に、「レジギガス」の耐久の高さと、「ノーマルタイプ」であることに注目しました。
「ノーマルタイプ」は、技の通りがよくなりやすい「ゴーストタイプ」の技を無効化できます。
対戦環境に多い、「ゴーストタイプ」といえば「ミミッキュ」が思い浮かびますね。
シングルレーティング環境でも、堂々の使用率「1位」を誇るくらいに強いポケモンです。

そこで、「レジギガス」のその耐性を生かし、「ミミッキュ」を起点にすることを目標としました。

そこで思いついた戦い方がこちら……。




 

この画像だけ見ると、普通の「レジギガス」なのですが、




 

「ゲンガー」と合わせることで、「ミミッキュ」を起点に展開できるようにしました。
言葉だけだと伝わりにくいと思うので、実際の対戦の様子を見せながら解説していきたいと思います。



 

今回は先ほど紹介した「レジギガス」「ゲンガー」の他に4匹のポケモンがいますが、正直ここは何でも大丈夫です。
今回の対戦相手の方には、「レジギガス」でうまく攻めていけそうなので、試してみることにします。




 

最初は、「ゲンガー」vs「ミミッキュ」です。




 

「メガゲンガー」に「メガシンカ」して、「おにび」をうっていきます。
これにより「ミミッキュ」が「やけど」状態となります。
どうでもいいですけど、「メガゲンガー」って、新しくできた目?の部分が弱点っぽそうですよね。




 

まあそれはおいといて……。




 

「ミミッキュ」がゼンリョクのZワザ「無限暗夜への誘い」を使ってきますが、ゲンガー…これをしぃ~っかりと耐えていきます。
実は「やけど」状態になったポケモンは、こうげきりょくが低下してしまいます。
なので、効果抜群のZワザだったとしても攻撃を耐えることができたわけですね。

しかし攻撃を耐えたといっても、「ミミッキュ」には先制攻撃ができる技「かげうち」がありますので、それを警戒してここは「ノーマルタイプ」の「レジギガス」に交代していきます。




 

……。

交代したのですが、調子が上がらないって……。
戦闘中なのにやる気ないって……。常にやる気がない僕みたいなポケモンで、逆に愛着が湧きますね。




 

やる気はありませんが、ダメージは受けたくないので、「かげうち」を無効化していきます。

そして、ここからが本番です。
オシャレムーブをみなさんにお見せしますよ。




 

「レジギガス」の圧倒的な耐久力で、「ミミッキュ」の攻撃を受け止めていきます。






 

「みがわり」をおくことで、「スロースタート」のターンを稼いでいきます。




 

「みがわり」を見て焦ったのか、「つるぎのまい」を使用し、こうげきを一気に上げてきますが、この1ターンが「レジギガス」相手のときは命取りとなります……。




 

その隙に、「ミミッキュ」の特性「ばけのかわ」をはがしておきます。
見どころまでもうちょっとなので、もうしばしお待ちを!!!

さすがにやけど状態とは言っても、「つるぎのまい」後の「ミミッキュ」の攻撃は、「レジギガス」の「みがわり」で耐えるのは厳しいので、ここからは「みがわり」を連打し、時間を稼いでいきます。




 

「バンジのみ」を持たせてるので、HPが少なくなってきても余裕をもって「みがわり」を使うことができます。
「バンジのみ」は、ポケモンのHPが1/4以下になったとき、体力の半分を回復するきのみです。




 

そうこうしてるうちに、「レジギガス」がやっと調子を取り戻してくれたようです。

で、ここからが本番なんですけど……、

みなさん、「スロースタート」の効果、覚えていますか?
場に出てから5ターンの間、「こうげき」と「すばやさ」が半分になるんですよ。
「すばやさ」も半分になるんですよ。

つまり、今の「レジギガス」のスピードはさっきまでの状態の2倍…!!!
なんと「ミミッキュ」よりも速いのです!!!

 

それがどういうことかというと、



 

全快の「レジギガス」を……、「みがわり」を残した状態で……、相手の「ミミッキュ」を倒しつつ……、場に残せるということなんですよ!!!




 

相手の方が次に出してきたのは「キノガッサ」。
「みがわり」も残ってるので、強気に攻撃をしかけていきます。

技「にぎりつぶす」は、「レジギガス」だけが覚える技で、相手のHPが残っていれば残っているほど威力が上がる技です。
簡単に言うと、一撃目が一番威力が高いってことですね。




 

本来ならば、並程度の耐久のポケモンは一撃で倒すだけのパワーがあるのですが、「キノガッサ」が「きあいのタスキ」を持っていたため耐えられてしました。






 

返しで連続技の「タネマシンガン」をうたれ、「みがわり」ごと貫かれて「レジギガス」が倒されてしまします。

しかし、「ミミッキュ」を倒して、「キノガッサ」もここまで削ることができたのであれば、仕事量としては十分すぎる気もします。




 

そのまま後続の「ゲンガー」で「キノガッサ」を倒し、




 

相手の最後の1匹は、「メガギャラドス」でした。
「おにび」でこうげきを下げ、「ミミッキュ」で〆て勝てそうですね。







 

…………。

!?

あぁ……。
「おにび」のよくないところが出ましたね。
確かに強力な技なのですが、「おにび」の命中は85で、外れることがよくあります。
「おにび」軸のチームの弱点は、ここですよね……(泣)。




 

その隙に、「りゅうのまい」を使われて、
(「りゅうのまい」は、こうげきとすばやさを上げる技)




 

「ゲンガー」を倒され、




 

「ミミッキュ」も倒されて負けてしまいました。
「メガギャラドス」は特性「かたやぶり」で、「ばけのかわ」を無視して攻撃できるので、このポケモンもまた「ミミッキュ」対策として優秀なポケモンですよね。

というか……、

あれだけ綺麗に「レジギガス」を展開しておきながら負け!?!?!?

でも、「レジギガス」の綺麗な展開の仕方はお見せできたかなと思うので、勘弁してください。

まとめとしては、「おにび」で相手の攻撃を下げつつ、「レジギガス」で時間を稼ぎ、「スロースタート」が切れたタイミングの、すばやさのズレを利用して展開するのが基本となるので、そこを意識しながら戦うと上手く戦えると思います。

 

はい、ということで、今回はとても希望の多かった「レジギガス」について考えてみました。
実際に使ってみて思ったのは、やっぱり難しいポケモンですね。
上にはうまくいった例をのせましたが、「ミミッキュ」も「ちょうはつ」や「のろい」を覚えてることがちょくちょくあるので、全ての対戦でうまく展開できたわけではありませんでした。

「レジギガス」は耐久もかなり高いポケモンなので、育て方次第でいろいろなポケモンを相手にできる可能性がありそうです!
自慢の「レジギガス」を育て上げた際には、僕にもこっそり教えてくれると嬉しいです。

それでは、また次回の講座でお会いしましょう。

 
<寄稿>ポケモンライター:ライバロリ
 
ライバロリ
Twitter:@raibarori


1994年3月生まれ。最初にプレイしたポケモンは『ポケットモンスター ピカチュウ』。実況者として日々レーティングバトルをプレイ。焼肉で火力が強いと、「オーバーヒートやべぇ」と感じる。好きなポケモンはルカリオ。

今までの記事はこちら!

ライバロリバトル講座
第1回:「バリヤードでどうしても勝ちたい!」
第2回:「もちものなしでレートバトルに挑戦!?」
第3回:「ミミッキュの育て方」
第4回:「ゴウカザルを活躍させてあげたい!」
第5回:「頭文字がラ・イ・バ・ロ・リのポケモン5匹でバトルして欲しい!」
第6回:「受けループ対策のすゝめ?」
第7回:「メガリザードンXとYの見分け方!」
第8回:「ナマコブシを活躍させてあげたい!」
第9回:「ノーマルタイプのポケモンだけで対戦!」
第10回:「フォルムチェンジしていないロトムの戦い方!」
第11回:「リージョンフォームのポケモンだけで対戦!」
第12回:「“なまけ”のケッキングでどう戦う!?」
第13回:「ライバロリ的かいじゅうマニア!」
第14回:「レジギガスを活躍させてあげたい!」
第15回:「雨を降らさないニョロトノの戦い方!」
第16回:「ピカチュウ&イーブイ、カントー地方のポケモンでバトル!」
第17回:「トルネロス れいじゅうフォルムの戦い方!」
第18回:「キノガッサの“キノコのほうし”対策!?」
第19回:「ノーマルZ持ちのシルヴァディ!」
第20回:「好きなポケモンだけのチーム!」
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