調査を進めるうちに、ミュウツーの遺伝子の元となったミュウについても、興味深いことがわかった。とある心やさしいトレーナーが教えてくれた話では、「さいはてのことう」という場所で、幻のポケモン・ミュウを見たというのだ。しかも、そこに残されていた、古い書き置きの内容も教えてくれた。
おそらくこれは、ミュウをこの島に解き放った人物が残したものだろう。気になるのは、書き置きの最後に書かれている「‥‥ジ」という名前。もしかして、これはミュウを発見した「フジ博士」なのではないだろうか?
以下、大たんな推測ではあるが、ミュウツーを生み出したことをこうかいしたフジ博士は、もうだれにも自分の失敗をくり返させないように、ミュウをだれも立ち入ることがない「さいはてのことう」に連れてきたのかもしれない。
すべては想像にすぎないが、行方の知れないミュウがどこかで静かに暮らしていれば……、と考えるばかりである。
※「さいはてのことう」は、『ポケットモンスター エメラルド』で通常プレイでは行くことができない特別な場所です。「ふるびたかいず」という特別などうぐが必要で、現在は入手することはできません。
『ポケットモンスター エメラルド』