もやもや世界ガイド

広がるポケモン

発見されているだけでも720種類が存在するポケモン。知っているようで意外と知らないポケモンについて、あらためて調べてみよう。

研究員のカズキです。みなさんにとっても、ワタシにとっても身近な“ポケモン”。あまりにも身近に存在しすぎていて、ポケモンについて知らないこともあるのではないでしょうか? ここでは改めて、ポケモンについて見ていきましょう。ワタシはタマムシ大学ではポケモンについて学び、今もポケモンの研究に全力を注いでいるので、お任せください!

(ポケモンのことを日夜研究しているせいで、女性との出会いがなく、最近は、ヤマブキシティの街コンにも行きましたが、ポケモンのことばかり話したところ、あまりモテませんでした……。そこで、今日はこの場を借りて、ポケモンのことを思う存分話したいと思います。街コンで会った、アロマなおねえさんのヤヨイさん、見てる〜? あのときのボクで〜す!)

現在確認されているポケモンは、720種以上!
今後もまだまだ発見される!?

ワタシが尊敬してやまないオーキド博士をはじめとするポケモンの研究者たちや、各地でかつやくするポケモントレーナーたちの協力によって、今なお、さまざまなポケモンが発見されています。カントー地方をはじめとし、ジョウト地方やホウエン地方など、調査はんいの広がりと、ネットワークの整備が進むにつれ、各地域にもポケモンがいることがわかり、現在では720種以上が確認されています。

まだまだこの世界には、みなさんが訪れたことがない地方があり、そこには未発見のポケモンが多数いると考えられています。今、このしゅんかんにも、新種のポケモンたちがどこかで生きている……、考えるだけでワクワクして、ふるえが止まりませんね!

(ワタシのカノジョもまだ発見されていません! みなさん、ポケモンとワタシのカノジョになりえる女性、その両方を見つけて、報告してください。お願いします!)

進化とメガシンカ

ポケモンは成長すると「進化」する種が存在します。例えば、ヒトカゲはリザードとなり、さらにリザードンと進化します。進化もまだ研究のとちゅうで、すべてが解き明かされたわけでありません。以前ピカチュウは、何かが進化したものとは考えられていませんでしたが、ピカチュウはピチューの進化形ということが判明したのは、みなさんもよくご存じのとおりですね。

「メガシンカ」の発見

さらに近年、「メガシンカ」の存在が確認されました。これまでは、2回進化したポケモンは、進化しないと考えられていました。しかし、「進化をこえた進化」とされるのが「メガシンカ」です。

メガシンカのとくちょうは、バトル中だけ進化することです。リザードンはメガシンカすることで、「メガリザードンX」または「メガリザードンY」になります。共にそれぞれとくちょうがありますが、メガシンカすることで、リザードンよりも大はばに戦とう能力が上がると言われています。メガシンカもまた研究のとじょうで、カロス地方のプラターヌ博士がメガシンカ研究の第一人者として有名です。

メガストーン

メガシンカには「メガストーン」が必要となります。メガストーンはポケモンごとに異なり、ギャラドスをメガシンカさせるなら「ギャラドスナイト」が必要であり、ハガネールをメガシンカさせるなら「ハガネールナイト」が必要となります。

ポケモンにメガストーンを持たせ、トレーナーは「メガリング」や「メガバングル」という「キーストーン」が付いたどうぐを持っていなければ、メガシンカは起きません。メガストーンのエネルギーと、キーストーンのエネルギーがかけ合わされ、ポケモンとトレーナーとの強い“きずな”によって、メガシンカは起きるのです。

現在確認されているメガシンカするポケモンは46種類。ただ今後もメガストーンの発見や研究が進むにつれ、その種はまだまだ増えるのではないかと考えられています。

(ちなみに研究員のワタシがメガシンカすると、“メガけんきゅういん”となり、少し身長がのびればいいのに……、と思いますが、今のところワタシにメガシンカの予定はありません。あ〜! ワタシもメガシンカしたい!!!)

ポケモンのナゾを解くカギは、この2匹?

ポケモンの先祖? ミュウ

すでにぜつめつしたと考えられていた幻のポケモン「ミュウ」。知能が高く、どんなわざでも覚えることができます。
(ワタシも知能が高いはずなので、出世すると思います。出世が幻にならないように、研究しなきゃ!)

遺伝子には、すべてのポケモンの情報が含まれている

ミュウはエスパータイプのポケモンなのですが、基本的にほとんどのわざを覚えることが可能です。研究が進められているとちゅうですが、その要因は、知能が高いことはもちろん、ミュウの遺伝子を調べるとすべてのポケモンの情報がふくまれていることだというのです。そのため、あらゆるポケモンはミュウから始まったのではないか、という説があります。現在、720種以上のポケモンがおり、18種のタイプが確認されていますが、すべての元をたどれば、ミュウに行き着くのです。ポケモンの誕生を解き明かすためにも、ミュウの研究は今後の課題となっています。

(ちなみにミュウは「メロメロ」「ゆうわく」を覚えることはできますが、残念ながら相手のポケモンに効果はありません<ミュウには性別がないため>。ワタシも街コンで「メロメロ」を使ったはずなのですが、相手には「こうかが ない みたいだ…」。そんなワタシも、実はミュウなのかもしれません……)

創造神と呼ばれるポケモン 
アルセウス

宇宙やこの世界すべてを生み出したとされるのが「アルセウス」です。

アルセウスは宇宙ができる前に生まれました。何もない場所でタマゴとして存在し、やがてふ化して、1000本のうでで宇宙を生み出したと神話では語られています。またアルセウスは、ディアルガとパルキアを生み出し、カレらは時間と空間をつかさどり、宇宙創成の手助けをしたと言われています。そして、宇宙が生まれると、アルセウスは長いねむりにつきます。

シントいせき

ジョウト地方の北に「シントいせき」があります。神話や古代いせきなどを研究している考古学博士としても有名なシンオウ地方のチャンピオン・シロナ(実はワタシ、かくれシロナさんファンでして……)によると、その昔、シンオウからジョウトへ移り住み、ジョウトの人々と交流したシンオウの人々が、故郷を思って建てたと考えられている、いせきです。ここには「みつぶたい」と言われるアルセウスをたてまつるための場所があり、そこでアルセウスによってポケモンが生み出されるしゅんかんをもくげきしたというポケモントレーナーの報告もあります。

アルセウスは不思議なたまを出現させ、そのたまから、「ディアルガ」「パルキア」「ギラティナ」が生まれます。神話の中でしか語られていなかった、アルセウスが無から何かを生み出すしゅんかんだったと考えられています。

『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』

以上のように、ミュウはポケモンの先祖と考えられ、アルセウスは人類やこの世界の始まりを作った神のような存在と語られていますが、まだまだ研究は続けられており、結論に至っていません。

(このようにポケモンとは、われわれ人間の想像をはるかにこえ、とうてい解明できそうにない不思議な生き物ですが、そんな不思議なみりょくがあるからこそ、ワタシもポケモンの研究がやめられないのです)

ミュウのヒミツについて、さらにせまったレポートがありますので、ぜひご覧ください!

「ミュウとミュウツーのヒミツ
〜研究員カズキのレポート〜」をチェック!