もやもや世界ガイド

人とポケモン

ポケモンを育て、バトルするポケモントレーナー。日夜ポケモンの研究をしているポケモン博士。ポケモンと人について見てみよう。

また研究員のカズキです。この世界では、古くからポケモンと人が共存してきました。ポケモンを家族同然にかわいがる人、ポケモンと仕事を共にする人。なかでもポケモンの研究で欠かせないのは、ポケモントレーナーや博士の存在です。トレーナーとポケモンが深いキズナで結ばれることで強くなり、博士はその手助けをしてくれます。そして、ぼうけんは進んでいくのです。

(ワタシも女性とのキズナで結ばれたいのですが、そちらは今のところございません! だれか、ワタシに“恋のマスターボール”をください!!)

トレーナーとポケモン

ポケモンをつかまえ育て、勝負する人を“ポケモントレーナー”と言います。野生のポケモンを育てる場合は、草むらや岩かげなどにいるポケモンをモンスターボールでつかまえます。ポケモンとトレーナーは、いつもいっしょです。そして、愛情を注ぎ育て、しんらい関係を築いていきます。

目と目が合えば、勝負の合図!

ポケモンバトルはスポーツに近いもので、ポケモントレーナーシップにのっとり、正々堂々と戦う競技です。トレーナーが持ち運べるポケモンは6匹まで。トレーナー同士、目と目が合えば、勝負の合図! バトルすることで、トレーナーとポケモンとのきずなを強くしていくのです。そしてトレーナー同士も、勝負のあとは友情が芽生えます。

目指すは殿堂入り!

ポケモントレーナーの目標のひとつは、ポケモンリーグのチャンピオンに勝利し殿堂(でんどう)入りすること。まずは各地のトレーナーに勝ち、ジムリーダーのバトルの勝利のあかしであるバッジを手に入れる必要があります。例えば、カントー地方では8人のジムリーダーに勝たなければなりません。各ジムリーダーはそれぞれタイプの使い手です。「いわ」タイプの使い手ニビジムの「タケシ」や、「でんき」タイプの使い手クチバジムの「マチス」など。勝ちぬくためには、あらゆるタイプにも勝てる強いポケモンたちを育てることが重要なのです。

そしてバッジを8つ集めると、ポケモンリーグの「四天王」と呼ばれるトレーナーと戦うことができ、これをたおすことでチャンピオンと戦うことができるのです。すべてのトレーナーのあこがれ、チャンピオンをたおすことができた者のみが、晴れて殿堂入りできるのです。
殿堂入りできるトレーナーは、ほんのひとにぎり。トレーナーたちは、それを目指して、ポケモンたちと日々あせとなみだを流して努力するのです……。あぁ、なんという長い道のりでしょう……、感動!!!

(ワタシも、以前はポケモントレーナーとしてバトルしていました! しかしポケモンの奥深さを知るうちに、ポケモントレーナーではなくポケモン博士になるべく、研究の道へ進むようになったのです。完全に余談ですが、私のモテなさも、殿堂入りすると思います。カノジョいない歴が年れいといっしょです!)

『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』

ポケモン博士

各地方には、それぞれのポケモンを研究している博士がいます。進化の研究をしている博士もいれば、ポケモンの生態や分布を研究する博士もいるなど、研究内容はさまざまです。ポケモンを研究することは、ただポケモン自体を解明していくだけではありません。ポケモンの研究を進めることによって、私たちの生活が便利になったり、この世界の歴史をひも解くヒントになったりするのです。

各地方を代表する博士たち

では、ワタシのあこがれ、各地を代表する博士たちを一挙しょうかいします! みなさんけんいある博士ですが、ポケモントレーナーの手助けをもしてくれるやさしい博士たちです。初めてのぼうけんのときには、初心者にもあつかいやすいポケモンと、ポケモンずかんを渡してくれますよ。
※見たい博士を選んでください

オーキド博士(カントー地方/マサラタウン在住)

ポケモン界では知らない人がいない、研究の世界的けんいであり、ポケモンのタイプによる分類法を提唱した人物。マサラタウンにポケモン研究所を設立し、今なおおとろえないポケモンへの熱い愛情と好奇心で研究を続けている。

自身もポケモンずかんを完成させるべく旅をしていたが、現在はポケモンの調査を新人トレーナーにたくしている。ふだんは、2人の孫を持つ、やさしいおじいちゃん。「オーキド博士のポケモン講座」というラジオ番組を持っている。

ウツギ博士(ジョウト地方/ワカバタウン在住)

ポケモンの進化のけんい。タマゴに関しての研究や、ポケモンの連れ歩きに関しても研究している。

ピカチュウがすでに進化したポケモンであることをつき止め、進化前の姿であるピチューの存在を発見した。妻と幼い子供がいる。

オダマキ博士(ホウエン地方/ミシロタウン在住)

主にポケモンの分布調査をしている博士で、特にフィールドワークを中心に研究を行っている。
フィールドワークを好みすぎるあまり研究所にいないことも多く、研究に夢中になり過ぎて、野生のポケモンにおそわれるところを、よくもくげきされている。

ナナカマド博士(シンオウ地方/マサゴタウン在住)

ポケモンの進化の研究に関するけんい。「ポケモンの90%は進化する」という説を唱えている。
ポケモン博士の中では年長者ということもあり、教え子も多い。オーキド博士はナナカマド博士のコウハイ。大のあま党で、常に冷蔵庫の中にはあまいものがたくさんストックされている。いかりまんじゅうが好物。

アララギ博士(イッシュ地方/カノコタウン在住)

ポケモンの起源を研究している。博士としては、まだかけ出しだ。
明るく人なつっこい性格から、若いトレーナーにはおねえさん的存在。

父親も伝説のポケモンの研究などで有名な博士。サンヨウシティでポケモントレーナーの研究をしているマコモ博士は、学生時代からの友人。

プラターヌ博士(カロス地方/ミアレシティ在住)

進化と変化についての研究をしており、メガシンカ研究の第一人者。
大都会「ミアレシティ」に3階建てのごうかな研究所を構えるイケメン博士。

メガシンカの研究をしていることもあり、トレーナーとポケモンバトルをすることがある。恩師はナナカマド博士。

そのほか、ポケモンと関わる人たち

この世界にはポケモントレーナーだけではなく、ポケモンと関わるさまざまな職業があります。

ポケモンレンジャー

「ポケモンレンジャー」は、野生のポケモンや自然の保護やかんしに当たっている職業のことです。ある特定の地方には、通常のポケモンレンジャーとはちがい、野生のポケモンの協力を得て、自然災害の解決や悪人の取りしまりなどをしている特別なレンジャーもいるようです。

ポケモンブリーダー

「ポケモンブリーダー」は、バトルよりポケモンを大切に育てたり、ポケモンのお世話に力を入れている職業のことです。そのため、連れているポケモンは進化前のポケモンの場合が多く、バトルの勝ち負けにこだわるよりも、タマゴから生まれたポケモンを大切に育て上げることにこだわりを持っています。人のポケモンを預かって育ててあげるやさしい人が多く、そのため「ポケモン育て屋」を営んでいる人もいます。