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だいすき情報局

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こんにちは!
だいすきクラブのアヤ&ゼニガメ&ヒバニーです!

ゼニゼニ!(こんにちは!)

バニバニ!(こんにちは!)




株式会社バンダイさんに行って来ました~! 

バンダイさんの「ポケモンスケールワールド(以下「スケールワールド」)」と言えば、1/20の食玩フィギュアシリーズとして有名だよね。 



今回は「スケールワールド」の商品企画をされている、株式会社バンダイ キャンディ事業部・中谷さんにインタビューして来たよ! 
みんなが気になっている裏側に迫ってみました! 



――それでは、自己紹介お願いします。


中谷さん:
株式会社バンダイ キャンディ事業部 食玩事業チームの中谷と申します。
ギリギリ20代の♀です。性格はたぶん「いじっぱり」、個性は「ものをよくちらかす」だと言われたことがあります。顔は「キモリ」に似ているみたいです。
「ポケモンスケールワールド」「ポケモンキッズ」シリーズなど、バンダイのポケモン食玩の企画開発担当を丸5年くらいやらせていただいています。
ポケモン食玩の公式Twitter(@pokemonkids_of)もやってるので、ぜひフォローしてください。


――性格までもポケモンで自己紹介していただきありがとうございます! (笑)
5年もご担当されているのですね! 
あれ!? 私と同世代じゃないですか!(笑) まさにポケモン世代ですよね。
これまでポケモンには、子供のころから多く触れられてきた感じですか? 
ポケモンを好きになったきっかけってなんですか? 


ちなみに中谷さんは、『ポケットモンスター 赤』からずっと、冒険の最初に選ぶパートナーは毎回「くさタイプ」のポケモンにしていたそうです。


中谷さん:
物心ついた頃には、身の回りにポケモンがありました。
初めて触れたのが『ポケットモンスター 赤』で、アニメを見始め、シール・ぬいぐるみ・ソフビ人形(高校生になるまで「ポケモンキッズ」という商品名だと知りませんでした(笑))・ポケットピカチュウ・てのひらピカチュウ・ポケモンピンボール・ちびポケハウス・ポケットモンスターSPECIALなど……、書き切れませんが実家にいろいろとあった記憶です。
初めて行ったポケモンセンターは、当時大阪の梅田センタービルにあった店舗で、1段下がった店舗入り口をたまに思い出します。



今でも大切にされているという「ポケットモンスター 最強シール烈伝 パーフェクトアルバム」。


ピッピとピクシーに落書きされてあり、思い出も当時のまま! 
 
――世代的に、私も物心ついたころにはポケモンアニメを見ていたし、友だちも当然のようにポケモンゲームをプレイしていました。
小さいころからポケモン大好きだったのですね!
中でも好きなポケモンを教えてください! 


当時、懸賞で当たったチコリータのぬいぐるみ&大阪梅田のポケモンセンターで購入したラッキー。


こちらも当時のままのピカチュウのぬいぐるみ。


中谷さん:
チコリータです!! 
ビジュアルの可愛らしさと、あと小さい頃、小学館さんの学年誌の懸賞で、3名にしか当たらないチコリータのぬいぐるみを当てたことが大きいかもしれません。
最近チコリータに似ている観葉植物を見つけて思わず購入しましたが、1枚しかない大事な葉っぱがそろそろ落葉してしまいそうで見てられないです(汗)。


中谷さんの育てている観葉植物。
春になったら新しい葉っぱがでてくればいいね! 応援したい……! 


――この観葉植物、ほんとにチコリータにそっくり! 
これは……、チコリータがだんだん弱っていってるようで、見てられないですね(汗)。
チコリータと言えば『ポケットモンスター 金・銀』で、最初のパートナーとなるポケモンですが、『ポケットモンスター』シリーズ(ゲーム)で一番のお気に入りはなんですか? 
やはり、『ポケモン 金・銀』ですか? 


中谷さん:
難しい質問ですね……。ゲーム・アニメ・漫画によって一番が変わりますが、総合すると『ポケモン 金・銀』が一番好きです。
ちなみにゲームは『ポケモン ソード・シールド』、アニメは『ポケットモンスター サン&ムーン』、漫画はポケットモンスターSPECIALの『ルビー・サファイア』編、思い出は『ポケモン 金・銀』って感じです。


中谷さんの思い出のポケットモンスター 金・銀
 


――漫画まで読まれていたんですね! 
私のポケモンが好きになったきっかけは、『ポケモン 金・銀』からだったので、私も『ポケモン 金・銀』に思い入れがあります! 
『ポケモン ルビー・サファイア』は一番やりこんだなぁ。
本題ですが、「ポケモンスケールワールド」を作ろうと思ったきっかけ(生い立ち)について教えてください。


中谷さん:
いつも新しい企画を検討する時は、他で代用できない価値を付けること、シリーズとして継続できることを意識しているのですが、「スケールワールド」を企画する前は、他から商品化されていない「ポケモントレーナーやジムリーダーの立体物」をシリーズ化して出せないかと考えていました。
ただ、人物フィギュアを食玩のワンコインで作ることがコスト面で現実的ではない上に、人物はポケモンとセットで並べてこそ良いため、セットで出すことを条件にした時にどうしても企画がまとめ切れず……。
そんな時、『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』のプレイ中に連れ歩きしているシーンを見て、ふと「人物とポケモンのスケール合わせ」という価値に改めて気付きました。
そこから、ワンコインで収められ、人物フィギュアシリーズという別の価値も付加し、さらにゲームのモデルに近しい造形を目指したことで、唯一無二のコンセプトを持ったフィギュアシリーズに昇華することができたと思っています。
新しい商品が生まれる時はいつも掛け算してる感じです! 




『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ ・Let's Go! イーブイ』のプレイ中のポケモンの連れ歩き。

――なるほど!ポケモンのゲームをしっかりプレイして、そこから商品企画のアイデアに活かされているんですね! 
「スケールワールド」のターゲットは、どのあたりを狙っているのですか? 


中谷さん:
「ポケモンキッズ」はアニメとゲームに触れているお子様を、「ポケモンスケールワールド」は子どもの頃ポケモン好きだった20代前半~30代前半の大人をメインターゲットとしてラインナップを検討しております。
私もそうですが、周りには同世代の社員も多く、子どもの頃ポケモンが好きだった人間がたくさんいるので、何名かで自分たちの好きなポケモンやトレーナーを出し合い相談しています。
ガラル地方はゲーム発売直後にラインナップを検討したのでとても迷いましたが、SNSでの反響を参考にしたりしなかったり、自分の思う「好き」を信じてみたり、とても楽しくラインナップを検討させていただきました!

――やはり、ターゲットは20代前半~30代前半の大人なのですね! 対象年齢15歳以上も納得! 
ついつい、追いたくなっちゃうわけだ! 今更なのですが、なぜ、1/20で商品化したのですか?


中谷さん:
思考錯誤した結果が1/20でした! 
最初はいろんなサイズで作ってみました。ポケモンはトレーナーの身長や、ポケモンの個々のサイズもあるので、バランスが大事で、最初コンビニで売ることができるくらいのサイズを求めていました。
それこそ定規で測ってこのくらいがいいかなとか、統一スケールサイズを紙に印刷して並べてみたりとか……、1/18とかを作ったことありましたけど、中途半端な数字が気持ち悪いなぁと感じたり(笑)。最終的にはキリの良い1/20スケールで実際に立体試作を作って決めました。

――いろいろ試されて、たどり着いた黄金バランスが1/20なのですね! 
手に取りやすく、集めやすいサイズ感ですよね! 


________今まで発売した「スケールワールド」の中で、特にお気に入りはありますか?
こだわったポケモン、人物などあれば教えてください。


中谷さん:
ポケモンだと「ポリゴン」は、角ばった形状をしているので、他とは違った固い素材(ABS)で再現している点がこだわりポイントです。
トレーナーは「オーキド博士」です!やっぱり顔を見ると安心しますね、オーキド博士は。


オーキド博士とポリゴン。
 

ポリゴンは他とは違った固い素材(ABS)を使用しているという。
実物を見ると他のものと比べると固そうな見た目をしている。


――オーキド博士の顔見ると安心する気持ちわかります!(笑)
ポケモンによって素材を変えたりしているんですね! こだわってるなぁ~。
再現するのが難しかったもの、また開発が難しかった企画などありますか?


中谷さん:
「ホエルオー」です……。 



大きい印象が強いポケモンなのでインパクトが出せそうだと思い一度商品化に向けて1/20スケールで試作を作りましたが、理想の販売価格から2倍以上になりそうだったので、一旦ストップしています……。ホエルオーだけでなく、大きいポケモンは価格とのバランスが難しいです……。


開発が中断になってしまったホエルオー。
※ホエルオーの上にオーキド博士と、ピカチュウ、ネイティが乗っています。



スケールワールドの発売した商品の中で、一番小さいネイティと比べるとその差は歴然。

――うわぁ! これはすごい迫力!(笑)
ホエルオーは置き場所に困っちゃうくらい大きいですね~! でも欲しい~!!! 
確かに、これだけ大きくなると、生産にも時間がかかりそうですし、価格合わせなど大変そうですよね。
一つの企画を立ち上げてから生産までどのくらいの期間でやられているのですか?


中谷さん:
発売の1年以上前から、どのタイミングでどのシリーズを展開しようという構想は練ってあります。
実際に動き出すのは、1年を切ったくらいでしょうか?
今だと2021年の商品は、ほぼ決まっています。次はどの地方に行こうかしら……。

――おお~! もう決まっているのですね! 2021年の新商品、楽しみにしております!!!! 
ちなみに今発表できる新商品ってありませんか?


中谷さん:
実は、だいすきクラブさんが初公開なのですが、ミクリ&ミロカロスとダイゴ&メタグロスになります! 



――え!? だいすきクラブが初めてですか!? すごい!!!
彩色してないサンプルってなんだか、開発途中感あって特別な感じします!(笑)


現在開発中のミロカロスとメタグロス。


そして現在開発中のグラードンとカイオーガも特別に見せていただきました! 
これは発売したら、ぜひ購入したい!!! 


――商品化する際、難しいと感じていることなどありますか?


中谷さん:
ゲームの公式イラストからキャラを起こしていて、2Dから3Dにするとき忠実に再現するのは、難しいです。
また、塗装に関してはグラデーション塗りは、特に難しいですね。




 例えばイラストの洋服や、姿勢など、3Dに起こしてみるとうまくいかなかったり苦戦してしまうこともあるのだとか。

――難しいときは修正とかは何回くらいされるんですか?色とかの修正は難しくないですか?


中谷さん:
色や塗装箇所の修正は平均2~3回はしますね。
顔が一番修正回数多いのですが、早くて3回、多くて8回くらいしていると思います。工場とのやり取りの回数なので、なかなか時間がかかります…!


――多いときは8回も修正されるのですね! 毎度、クオリティ高い仕上がりに納得です。
今まで発売した「スケールワールド」は何のキャラが一番人気ですか?


中谷さん:
皆様お気づきかもしれませんが、現時点で受注済のものだと「キバナ&ジュラルドン」が高実績でした。彼の圧倒的な人気の高さと、初めてのフィギュア化だったのが大きいと思います。ただ、キバナに限らずガラル地方のトレーナーたちは全体的に人気でしたね。
ガラル地方シリーズはこれからも続けて行きたいと考えています。


1/20のスケールなので、キバナを計って20倍にして実際の身長を確かめるファンもいるのだとか。

――キバナグッズは確かに、ポケセンオリジナルグッズでも人気高いですよね~。
スケールワールドとは別に、ポケモンの企画でなにかやりたいものありますか?


中谷さん:
ポケモンは種類が多いのでなかなか実現は難しいかもしれませんが……、同じ商品シリーズで「全ポケモンラインナップ」を実現することが今の私の夢です!!

――おお! 現在、800種類以上のポケモンがいるので、それは壮大ですね!ご自身の企画以外でお気に入りの商品などありますか?


中谷さん:
「ポケモンキッズ」は私が小さい頃生まれた商品なのですが、やっぱり「ポケモンキッズ」の集めやすさ・手に取りやすさが最も優れた商品フォーマットだと思います。
他社で言うと、リーメントさんの商品はアイデアや芸、愛が詰まっているように感じるのでいつも新商品情報を追いかけちゃいますね。
ラインナップ選定が思い切っていて、少し踏み込んだポケモンファンを狙っているのがたまらないです。

――リーメントさんは確かに、ラインナップも毎回素敵だし、ついつい追いかけたくなっちゃいますよね~!!
「スケールワールド」ファンに一言メッセージをお願い致します。


中谷さん:
「ポケモンスケールワールド」(に限らずですが)は、皆様のポケモン愛によって成り立っています。
いつも支えていただき本当にありがとうございます!! 私も自分で作りながら「スケールワールド」が大好きで家に飾っていますので、飾るスペースが足りなくなる気持ちは痛いほどわかります。
それでも走り出したこのシリーズは止められないので、これからも皆様と一緒に作っていけたらと思います!まずは目指せ全地方制覇!!


揃えると圧巻! ぜひ、全国制覇していただきたい!


――中谷さん、今日は貴重なお話しありがとうございました!



中谷さんは、ポケモン愛にあふれている素敵な方でした!

ゼニゼニゼニゼニ!(ありがとうございました!)

バニバニバニバニ!(ありがとうございました!)


ポケモンって誰かの人生を動かしているよね。
中谷さんの作った商品がまた、中谷さんの生い立ちのように「スケールワールド」がきっかけでポケモンが好きになったり、商品企画のお仕事がしたい!って誰かの人生を動かして、原動力になっているのだろうね!
私もだいすきクラブを通して、いろんな人にポケモンの魅力を伝えたいなって強く思った取材になりました!

また、どこかの企業にインタビュー行きたいな~。
では、次回もお楽しみに!

ゼニゼニ~!(またね~!)

バニバニ~!(またね~!)


記事アヤ&ゼニガメ

※画像は一部、開発途中の試作品の画像です。
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