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だいすき情報局

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みなさん、こんにちは!
タムタムです。

前回、「丸亀ヤドンうちわ」の裏話をしましたが、今回は「張子ヤドン」のお話をします!




 

うどん県×ヤドン「ヤドンパラダイス in 香川」で、香川県とのコラボをするに当たり、香川県の県産品をヤドンで作ろうということになったのですが、その中の1つに、端午の節句や八朔(はっさく)祭りの飾り物として古くから香川県で愛用されている「張子虎」がありました。

「張子虎」をヤドンバージョンで作りたいということで、香川県さんにご相談し、実際に張子虎を作られている伝統工芸士の田井艶子さんをご紹介いただいたのがスタートです。

田井さんは、香川県三豊市にお住まいで、明治初年から続く伝統のある田井民芸で「張子人形」を作られていて、伝統工芸士として活躍されている方です。


▲伝統工芸士の田井艶子さん

▲田井さんが作る「張子虎」  

ヤドンの企画の説明をして、「張子虎」のヤドンバージョンである「張子ヤドン」を作ってもらえないかというご相談をしたところ、快く引き受けてくださいました。

とはいえ、田井さんはヤドンのことはあまり知らないので、こちらから作ってくださいとすべてお任せしても進みません。
こういったものとイメージが付くものをタムタムの方で描いてお渡ししました。

その時のイラストがこちらです。



 

タムタムの方でイメージが付いていたので、三面図を描いてお渡ししたのですが、田井さんからもイメージしやすいという回答をいただき、三面図を元に制作をしていただくことになりました。

張子人形というものは、原材料に紙を使っていて、型に和紙を張り重ねて形を作る人形です。
ということは、ヤドンの張子人形を作るためには、最初に型を起こさないといけないということで、田井さんのお知り合いの彫刻家さんが担当してくれました。

 

木型なのに、しっかりとヤドンの形が再現されています。
 


 

三面図イメージのまんまですね!

こちらに和紙を張り重ねていくわけです。



 

頭・胴体・尻尾に分かれた木型に、和紙をでんぷん糊で張り重ねて、張子のパーツを作っていきます。
和紙は新しいものではなく、明治中期以前のものが紙質が良いとのことで、田井さんの工房には材料の古い和紙がたくさん置いてありました。





 

型に張った和紙を冷風乾燥機で乾燥させた後、体の中心部分をカッターで切り開き、木型から外します。
 




 

木型から外す際に切った部分を、同じ和紙で張り足して、ヤドンの形状が完成します。
胴体と尻尾は、膠(にかわ)という接着剤でつなぎ合わせます。
 



 

形ができた後は、胡粉(ごふん)という白い顔料に膠を混ぜた塗料を塗って、しっかりと乾燥させます。
 






 

これで張子ヤドンのベースが完成しました。

次は色塗りです。
 




 

基本となる胡粉色の上に、ヤドンの色を塗っていきます。




 

1つずつ丁寧に顔のパーツなどを描いて、最後にニスを塗って、頭を胴体に取り付け、バランスを取って完成です。
顔の表情を2種類作っていただきました。

 

色塗りは何度か監修をして最終形にしていただいたのですが、一番最初に田井さんの方で塗ってくれたものがコチラ。
 

田井さんが、「首元が寂しかったので」ということで、試しにヤドキングのように模様を描いてくれたのですが、ヤドンではなくなってしまうので設定通りにしていただいたということがありました。
これはこれでカワイイんですけどね(笑)。

 

今回のコラボでの張子ヤドンの制作について田井さんに感想を伺ったのですが、「新しいことにチャレンジできてとても楽しかったです」というお言葉をいただいたのが印象的でした。
正に「クリエイター」ですね!

 

最終的に納品していただいたものがコチラです。
 


 

頭と胴体をつなぐための紐を止める部分は、張子虎と同じ緑色の錦布にしていただきました。
アクセントになってカワイイですよね!



 

箱のラベルは、タムタムの方で作って貼り、こちらを香川県さんにプレゼント用としてお送りしました。

 

丸亀ヤドンうちわも一緒に送っていますよ。
 




 

現在、香川県さんの方で、スタンプラリーとARフォトコンテストの抽選を進めているので、応募いただいた方は当たることを祈って待っててくださいね!

 

今回は製造できる数量の問題などもあって、販売用にはできなかったのですが、丸亀ヤドンうちわ同様、いつか欲しい方に販売できるようにできたら良いですね。



 

<おまけ>
今回のうどん県×ヤドン「ヤドンパラダイス in 香川」を進める際に、何度か香川県高松市に伺いました。
東京からだと飛行機で行けば直ぐなのですが、一度だけだいすきクラブのヤドンと寝台列車で出張に行ったのですが、9時間くらいかかるものの、これはこれで楽しい旅でした。
 


 

今回の寝台車では、1人用の布団1つ分のスペースでした。



 

意外にも快適な寝心地(笑)。



 

この日はあいにく天気が悪かったので、瀬戸大橋からの景色があまり良く見れませんでしたが、晴れていたらとてもキレイな景色が見えるらしいです。



 

香川県にはいろいろと楽しい観光スポットがあるので、イベント期間以外でも、皆さん遊びに行ってみてください!

 

うどん県×ヤドン「ヤドンパラダイス in 香川」の様子
2018年4月12日(木)~4月30日(月・祝)

 









 

今年の8月10日ヤドンの日の時に、再びヤドンが香川県でグリーティングをするイベントを調整しています。
またその時に何かやりたいと考えているので、正式に決まったらうどん県旅ネットやポケモンだいすきクラブでお知らせするのでお楽しみに!

 

「丸亀ヤドンうちわ」のレポートもあるので、良かったら見てください!
http://www.pokemon.jp/info/event/detail/20180529_16164.html

 

うどん県旅ネットはコチラ
https://www.my-kagawa.jp/

うどん県×ヤドン「ヤドンパラダイス in 香川」はコチラ
https://www.my-kagawa.jp/yadon-ken/

「田井民芸」さんについてはコチラ
http://www.taimingei.com/

 

<記事>タムタム

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